Fujitsu The Possibilities are Infinite

元のページへ戻る

  1. ホーム >
  2. ソフトウェア >
  3. NetCOBOL Forum >
  4. お客様事例紹介 >
  5. 流通 A株式会社様

オフコンCOBOL資産の再構築を「NetCOBOL for Windows」で実現


流通 A株式会社様

COBOL資産を活用したWeb物流配送システム開発事例

[2004年7月28日 掲載]

導入事例概要

基幹システムである物流配送システムでCOBOL資産を利用してWebシステム構築を実現

導入システムへのCOBOL資産活用を決定

システムの導入背景

流通 A株式会社様の基幹システム構築は、ITによる業務の効率化を目指し、時代の流れとともに行われてきました。まず、10年程前に基幹システムの分散システム化を実現されました。当時は、データの保存性を重視するという観点から、サーバに信頼性の高いK6500αを、クライアントにエントリーPC用としてパソコンを採用されました。

システムのねらい

近年のインターネットの急速な広がりと、分散システムの課題である、帳票を取り出す時間や用紙の費用の負担を軽減するために、分散システムからWebシステムを決定されました。

決定要因

再構築を行う際には、選択肢としてVisualBasicによる新規開発が検討されました。しかし、すでに稼動中の安定したCOBOLユーザアプリケーション資産の活用が選択されました。これによって、開発コストの軽減、開発スケジュールの短期化、テスト作業の負荷軽減が実現できました。そして選択の決断には、100%COBOLによるWebアプリケーションが構築できる「NetCOBOL for Windows」の存在は重要でした。

COBOL資産の活用によるメリット

流通 A 株式会社様では、時代にあった、かつ効率的なビジネス環境を目指すために、基幹システムの再構築を行われています。オフコンからオープン化を行い、COBOL資産を利用することで、既存のノウハウ・スキルが活用でき、信頼性の高いシステムの構築と開発期間の短期化を低リスク・低コストで行えました。

 

COBOL資産の活用のメリットとして、大きかったのは次の二つです。

  1. 再構築によるリスクを低減

    業務ロジックの変更がないことで、リスク管理といった面でも非常に安心できました。
     
  2. Webシステム構築を低コストで実現

    オフコンで使用していた画面/帳票定義体の利用やCOBOL業務アプリケーションのファイル入出力(READ/WRITE文)で、Webシステムが構築できました。


    これは、「MeFt/Web」の使用により、オフコンの画面定義体を活用してWeb化したため、GUIを実現しながら操作教育の必要がなく、システム導入に伴う教育コストの削減ができました。

    また、業務アプリケーションの変更なしでWebブラウザ上に画面を表示するだけでなく、帳票のプレビューが可能です。このプレビュー機能の導入によって、表示された帳票は必要に応じてプリンタで印刷できるため、さらに操作性の向上と印刷コストの削減を実現できたことで非常に高い評価につながりました。

COBOL資産の活用方法

COBOL資産の活用で「NetCOBOL for Windows」を採用

「NetCOBOL for Windows」の採用により、従来のオフコンで使用されていた画面定義体や帳票定義体は、Windowsアプリケーションで再利用しました。さらに、Webシステム化のため、それらの資産は、NetCOBOL for Windows開発環境下で「MeFt/Web」を使用して、Webブラウザ上に表示しました。その際、以下の主な作業を行う必要がありました。
 

  1. HTMLを新規作成

    HTMLは、クライアント側のWebブラウザ上に画面を表示したり、プリンタで印刷するために必要となるMeFt/Webコントロールをダウンロードするために、新規に作成しました。
     
  2. COBOL GからNetCOBOL for Windowsの相違点を修正

    • DISPLAY命令でのエラーメッセージ表示が不可能なため、異常終了画面を作成しました。
    • SELECT文で、ファイル排他使用を変更しました。
    • COBOL実行環境ファイルを作成しました

Webシステム化により、上記のような作業が発生しても、今まで分散型システムでは必要であったライセンスが不要となったり、バージョンアップなどに伴う各クライアントへのインストール作業といった保守・メンテの運用/管理コストの軽減などといったTCO削減効果のほうが大きくなりました。

データベースは「Symfoware7000」を採用

データベース種別を変更した場合、業務アプリケーションのデータベースアクセス部分(READ/WRITE文からSQL文)の変更が発生するため、プログラム作成やテスト実施に莫大な工数を要します。その莫大なコストが不要、かつシステム構築と業務のシフトが容易なため、「Symfoware7000」を採用しました。

アプリケーション制御は「COBOLプログラム作成」で対応

システム運用に必須となるサービスやスケジュールジョブの実行/制御は、一般的な製品ツールの適用も検討しました。しかし、COBOL技術者のスキル・ノウハウの活用として、COBOLプログラムからCOBOL呼び出しを行い、新たにツールは適用しないことを選択しました。これにより、新規にアプリケーション制御のための製品を購入する必要がなくなり、システム導入コストの削減が行えました。
 

【導入事例(PDF版)】